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コメント『花物語』2014夏 [コメント]

 この作品は、西尾維新が執筆する物語シリーズのアニメ化作品で、一夜で5話分を一挙放送されました。時系列的にいえば物語シリーズの後日談にあたります。後日談ということで、アニメでも原作でもこれまでのあらすじを見ていないとなかなか内容に入っていけないかもしれません。

 ということで、花物語に入る前にその前のあらすじをおおまかに説明します。そうじゃないと、「あれ、なんでいきなり主人公っぽい女の子の左腕が獣みないなの?」と思ってしまうので。

 物語シリーズは、高校三年生の阿良々木暦(男)の視点で描かれ、怪異とよばれる不可思議な現象を巡って起こる事件を描いたお話です。ちなみに物語によっては別のキャラクター視点で描かれる話もあります。基本的には、怪異に行きあった少女達が助かるのを阿良々木暦が手伝ったりする、といった内容です。あえて助けると書きませんでしたが、その理由は作品中のあるセリフに関係しているためです。

 『花物語』の主人公の神原駿河は、物語シリーズの「するがモンキー」というお話で初登場します。全国レベルのバスケプレイヤーにして、腐女子でレズでエロいという設定です。ん~~なかなか強烈なキャラです。(笑)

 「するがモンキー」のネタバレも含むのであまり詳しくは書きません。その話の中で、願いを叶える左腕を使用し、結果的には失敗した形となったために左腕のひじから先が猿のような獣の腕になってしまいました。
 
 『花物語』では、高校生の噂として流行っていた「悪魔様」の正体を神原駿河が暴こうとするところから物語が始まります。悪魔様は、相談者のどんな悩みでも解決する人間だそうです。

 しかし、悪魔様の正体は神原の旧友 沼地蠟花でした。…ここまでなら書いていいですよね?ここからがこの物語の真骨頂なので、、、続きはwebで(笑)

 あらすじを説明するだけで結構長くなってしまいましたが、アニメ化としては成功だと思います。物語シリーズ同様、独特な描写方法を用いていてなかなかビジュアル的には楽しめました。ただし、ストーリー的には微妙だと思います。これはアニメ制作サイドの問題ではなく原作のシナリオの問題。筆者は、物語シリーズ全体がかなり好みで、現時点でアニメ化されていない原作は書籍として所持しています。「化物語」だけは、アニメで見たのに書籍も持っています。
 ですが、『花物語』に関していえばストーリー展開が遅く(原作にもあえてそういう記述があります)、シリーズの見どころ(?)の一つである雑談が少ないです。あと、ストーリー全体が暗いかな~これはこの話だけではないかもしれませんが。きっと雑談が少ないことも影響している気がします。というか、あらためて文章化すると雑談が多い小説ってどういうこっちゃ(笑)

 まぁ、ストーリー的にはそんな感想でした。あ、沼地蠟花のCVが阿澄佳奈だったのは意外な配役だと最初は感じました。阿澄さんは、ニャル子とか橘万里花とか、ささみさんとか明るい女性キャラの印象が強かったので。ですが、結果としてなかなか適役だったと思います。ちなみに、日傘のCVが日笠陽子だったのは予想通りでした。

 改めて見ると、オープニング、エンディングのアニメーションもよく出来ています。特にエンディングがいいです。神原と沼地が中学時代に仲が良かったというパラレルワールドの設定でしょうか。少し切なくなりました。実は「するがモンキー」のopのambivalent worldも結構好きでした。


 筆者の中では今季のアニメのコメントも一段落してきたので、次回以降はオススメ作品の紹介もしていこうと思います。『花物語』の関連で、次は「化物語」を紹介したいと思います。

 最後に『花物語』で印象に残ったセリフを

「薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ」


『花物語』
2014夏アニメ
ジャンル:スクールミステリー、、、というのはどうでしょう?(wikiでは青春怪異小説)

□評価  総合 73点(全5話視聴後)

 以下、5点満点

物語: 3.5

作画: 4.2

キャラ: 4.8

音楽: 4

声優: 4.7

あくまで個人的な評価です!!




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